毛馬閘門(けまこうもん)  北区

大阪

淀川と大川の間にあった水門の跡です。
水位のちがう2つの川を船が通れるようにするための施設です。

長いスロープを上らなければなりません。
急な所は迂回できます。

場所


大阪の都島区。
淀川と大川が分離するあたりです。

水門跡へ


淀川沿いの道から入ります。
車止めのすき間から抜けることができます。


眼鏡橋
かつてこの下に運河があったのですが、今は埋め立てられて橋だけが残っています。


正面の坂は角度が急です。
左手の緩やかなスロープを上がった方がいいです。


上っていくと水路の上部にでます。
2つの水門が見えます。


橋を渡ると、改修工事の記念碑です。

淀川堤防へ


そこから、さらにのぼると淀川の堤防にでます。


淀川の河川敷が見渡せます。
あー、気持ちいい。


こちらは、現在活躍中の水門です。


車いすで旧水門の上まで行けますが、水門の下へは階段のため下りることはできません。

車いす用トイレ


仮設のトイレがあります。

その他

こうもん(閘門)には2つの役割があります。
➀川の水量を調整する役割。
➁高低差のある川を通行する船のエレベーターの役割。

かつて淀川は、ここから大川方面に流れていました。
ここから先の淀川下流のルートは、後に人工的に掘られたルートです。

もともと、淀川は大阪の街中を蛇行して、川幅も狭かったのです。
そのため、たびたび氾濫したそうです。
人の力で淀川の流れを変えたことで、僕ら気楽に大阪に住んでこれたのですね。